「観葉植物に肥料を与えたいけど、タイミングや種類が分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
観葉植物は適切な環境で育てることで元気に成長しますが、より成長を後押ししたり、栄養不足を補うには肥料を与えるのが効果的です。
今回は観葉植物に肥料を与える理由やタイミング、どんな肥料がおすすめなのかといった知識についてご紹介します。
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目次
- なぜ観葉植物に肥料を与える必要があるのか？
- まずはきちんとした環境を用意することが大切
- 観葉植物に肥料を与えるタイミングは？
- 肥料は3月～11月の成長期に与える
- どんな肥料がおすすめなの？
- 肥料は液体と固形の併用がおすすめ
- 肥料は観葉植物の栄養不足を補い元気な成長を後押しする
なぜ観葉植物に肥料を与える必要があるのか？
観葉植物を元気に育てるには、適切な環境を整えてあげることが大切です。その1つに、栄養状態があります。
私たち人間も栄養不足になると体調を崩してしまいますが、観葉植物もそれは同じ。必要な栄養が不足してしまうと、葉のツヤが悪くなったり、成長が止まったりといった現象が発生してしまいます。
こうした状態を解決し、観葉植物の成長を後押ししてあげるのが肥料の役割です。
まずはきちんとした環境を用意することが大切
栄養を補うために肥料を与えることで観葉植物の成長を後押しすることはできますが、まず意識したいのはきちんとした生育環境を用意してあげること。
日当たりの良さや水やりの頻度、室温の管理などが不十分ではいくら肥料を与えても元気な成長に繋げることはできません。例えるなら、「主食」と「おかず」の関係をイメージすると分かりやすいでしょう。肥料という「おかず」ばかりを摂取していても、「主食」となる日当たりや水やりが不足していては、栄養バランスも崩れてしまいます。
まずはしっかりとした生育環境を整えてあげることを前提に、肥料を与えることで成長をサポートしてあげましょう。
観葉植物に肥料を与えるタイミングは？
では、観葉植物に肥料を与えるのに最適はタイミングいつなのでしょうか？ポイントは、植物の成長期です。
肥料は3月～11月の成長期に与える
観葉植物の成長期は春から秋の3月～11月です。この時期は新芽が次々と現れ、成長のスピードも早くなります。植物が必要とする栄養量も増えることから、肥料を与えるタイミングとしても最適です。
一方、気温が低下した冬場の寒い時期（12月～2月）は、植物は一時的に成長を停止したり、休眠状態に入ります。この時期に肥料を与えると、かえって栄養過多になってしまうため、肥料は与えないようにしましょう。
どんな肥料がおすすめなの？
観葉植物の肥料で悩んでしまうのが「どんな肥料を与えればよいのか？」ということ。
植物が元気に成長するには、
- 窒素（N）：主に葉や茎をつくるために役立ちます
- リン酸（P）：主に花や実をつくるために役立ちます
- カリウム（K）：主に根や細胞を丈夫にするために役立ちます
の3つの養分が重要とされています。この3つを「肥料の三大要素」と呼び、市販されてる肥料もこの3つがベースとなっています。
では、具体的におすすめの肥料や種類について見ていきましょう。
肥料は液体と固形の併用がおすすめ
観葉植物の肥料には、液体肥料と固形肥料の2種類があります。
液体肥料は、液体タイプの肥料を与えるもの。植物への吸収が早く即効性がありますが、その分肥料の効果が短期間に限定されます。一方の固形肥料は、粒状や錠剤の形状をした固形の肥料で、ゆっくり溶けながら染み込んでいきます。即効性はありませんが、持続的な効果を期待できる点が特徴です。
おすすめは、液体肥料と固形肥料を併用する方法です。植物の成長が悪くすぐに効果を期待したいときは液体を与え、じっくりとした効果を期待したいときは固形を与えてみましょう。
APEGOでは、おすすめの肥料として次の4つをご紹介しています。いずれも園芸店やホームセンターで購入できるため、どの肥料にするか迷った場合はこちらを参考にしてください。
【液体肥料】
- 『専用液肥 -観葉植物-』ハイポネックス社
【固形肥料】
- 『プロミック観葉植物用』ハイポネックス社
- 『エードボールCa』住友化学園芸社
肥料は観葉植物の栄養不足を補い元気な成長を後押しする
今回は、観葉植物に肥料を与えるときの知識についてご紹介しました。
観葉植物の肥料は、植物の栄養不足を補い、元気に成長するサポート役を担ってくれます。生育環境が整っているのにいまひとつ元気がない場合や、成長期で新芽が次々と生えてくる時期には肥料を与えて成長を後押ししてあげましょう。
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