寒さに比較的強く、初心者にも育てやすい観葉植物の定番がゴムの木です。植え替えの時期や手順について知っておきましょう。ポイントをきちんとおさえれば、植え替え後もゴムの木を長く元気に育てることができますよ。
ゴムの木の植え替えのサインとは
ゴムの木を植え替えするタイミングはいつでしょうか。ゴムの木が出す植え替えのサインを見逃さないようにしましょう。
葉が鉢いっぱいに広がった時
鉢が窮屈なくらい大きく育ったゴムの木は、一回り大きな鉢へ植え替えをしましょう。植え替えをせずに何年も同じ鉢で育った植物は土の栄養分も減っているため、成長に応じて植え替えてあげることが大切です。
根が底から伸びてしまった時
鉢の底から根が出るくらい伸びていたら、鉢の中が根でいっぱいの状態なので植え替えをしましょう。そのままにしておくと「根詰まり」といった、根が呼吸できずに枯れてしまう原因にも。
水がなかなか溜まらない時
ゴムの木にお水を与えても溜まらず水切れする場合は、すでに根詰まりしている可能性もありますので、できるだけ早く植え替えをしましょう。
ゴムの木の植え替えのベストな時期は
ゴムの木の植え替え時期は、温度がある程度高く保てる4月中旬から10月中旬がベストといわれています。秋から冬にかけてはゴムの木の成長が鈍る時期なので、根詰まりのような場合を除いては避けた方が無難でしょう。
ゴムの木を植え替えしてみよう
ゴムの木を植え替えする手順をご説明します。鉢が大きすぎると根と土の量のバランスが悪くなり、水が吸い上げきれなくなってしまうので、植え替え後の鉢はワンサイズ大きいものを目安にしましょう。
手順1.鉢から根鉢を抜き取る
鉢からそっとゴムの木の根鉢を抜きます。根がびっしりと伸びて抜きづらい場合にはまわりを細い棒でつついて隙間を作り、土を緩めてからゆっくり引き抜いてください。
手順2.根をほぐして土を落とす
根をほぐし、古い土を手で軽く取り除きましょう。長すぎる根や腐ってしまった部分はカットし整えることが、ゴムの木を上手に植え替えるコツです。根鉢の下1/3くらいの根をほぐして整えていきます。
手順3.新しい鉢に植え替える
水はけをよくするために鉢底石や軽石を新しい鉢に敷いておきます。鉢に丸く穴が開いている場合は、鉢底用のネットを敷くのを忘れないようにしましょう。
観葉植物用の土を三センチほど入れてからゴムの木を垂直に中央へ置き、周りを埋めるように8分目くらいまで土を加えていきましょう。細かい根の部分に隙間を作らないように、少しずつ土を追加していくのがポイントです。
手順4.お水をたっぷりと
植え替え後は、ゴムの木にお水をたっぷりあげて土を落ち着かせましょう。
植え替え後の注意点とは
ゴムの木の植え替え後に気を付けるべきポイントをご紹介します。
植え替え後は肥料は与えない
植え替え後、1~2ヵ月の間は肥料を与えないようにしましょう。肥料はゴムの木にとって成長を促進する大切なものですが、植え替えた後はゴムの木に負担を与えてしまいかえって逆効果になります。
直射日光を避け、日陰へ設置
植え替え後はゴムの木にストレスがかかっているので、直射日光のような強い光は避け、日陰へ置いてあげましょう。
正しく植え替えてゴムの木を長く大事に育てましょう
ゴムの木の植え替えは、適した時期に正しい方法で行いましょう。定期的な植え替えは元気な状態を維持するだけでなく、根についた幼虫を早期発見できるなど、ゴムの木の成長のためにとても大切です。
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