葉の切れ込みがとても美しいことが特徴であるモンステラ。大きく生長すると葉の切れ込みが更に深くなり、美しい葉が出てきます。そんなモンステラですが、成長はとても早く根も太くなるので、３年に1度は植え替えが必要になります。複数の株が植わっている場合は株分けをして増やすのも、育てる楽しみの一つです。
今回は、モンステラの株分けの方法について詳しくまとめてみました。ぜひ初めて株分けをする方は最後までご覧ください。
モンステラの株分けについて
長年植え替えをせずに、大きく育ったモンステラの鉢の中は、根がいっぱいになって水はけが悪い根詰まりの状態になっています。
根詰まりした場合、大きい鉢に植え替える方法もありますが、あまり大きくしたくなかったり、数を増やしたい場合は株分けをおすすめします！株分けをすることでお気に入りのモンステラを増やすことができます。
株分けの適期は生長期でもある4月～7月が最適です。真夏はモンステラにとって過酷な季節なので、遅くとも7月には終わらせるようにしましょう。
モンステラの株分けの方法
モンステラを株分けする際には、新しい観葉植物用の土と鉢底石を用意しましょう。手が汚れないように手袋があるといいでしょう。後でも説明しますが、割り箸も用意しておくと植え替えがスムーズにできます。
1．モンステラを鉢から出して分ける
株分けするモンステラの元株を鉢から引き出します。なかなか鉢から取り出せない場合は鉢のふちを棒でトントンすると取り出しやすくなります。
生長にもよりますが、根っこが複雑に絡まっている可能性があります。その場合は古い土をふるい落としながら、根を傷つけないように注意して、丁寧にほぐして解いていきます。
上図のように２つに株分けしましょう。根が複雑に絡み合って手で分割できないときは、思いきってハサミや刃物などを使ってバッサリ切り分けます。
もし２株以上の株の株が植わっていて更に株分けをしたい場合、あまり細かく分割することで株自体の回復が遅くなり、最悪の場合には枯れることもあるので、株分けは2分割までにすることをおすすめします。
白っぽく元気な根はできるだけ傷つけないようにし、黒っぽい根やぶよぶよしているような腐った根がある場合は切り落として整理しましょう。
2．株分け後の植え付け
鉢の大きさは、2つに分けた株なら元々の鉢と同じ大きさの鉢で問題ありません。鉢に底石を敷いて、観葉植物用の土を鉢の半分ほど入れて、真ん中に株を置いて高さをみます。
位置が決まれば、周りの隙間に土を少しずつ入れて株を固定します。この時に割り箸で突いて土をしっかりと詰めていきます。最後に上から軽く抑えて整えます。植え終わったら、たっぷりの水を与えましょう（鉢皿に水をためたままにしないよう注意）
ポイントは鉢の上部より1-2cmほど低く植えこみます。このスペースがないと、水やりの時に水がたまるスペースがなく、水やりをしにくくなります。
植え替え後10日ほどは、風通しの良い日陰に置いて管理します。鉢土の表面が乾いたら、鉢底に水が出るまでたっぷり与えます。この時も鉢皿に水をためたままにしないようにしましょう。
株分けは安全・確実な増やし方で
はじめから根が付いている状態の株分けは失敗が少なく、初心者の方でも安心して簡単に増やすことがきます。ご自宅に大きく生長した株分け可能なモンステラがありましたら、ぜひ株分けにチャレンジしてみてください。
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