光沢のある瑞々しい姿が人気の観葉植物パキラ。自宅のインテリアグリーンとして購入を検討している方も多いですが、「パキラは育てるのが難しい」といった声も耳にします。パキラは本当に育てるのが難しいのでしょうか？
そこで今回はパキラの生育の難易度について解説します。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
- パキラが難しいと言われるのはなぜ？
- 1．成長が早く定期的に剪定や植え替えが必要になる
- 2．日当たりが悪い環境では成長が鈍くなってしまう
- 3．季節に応じて水やりの加減を調節する必要がある
- パキラによく似たシェフレラもおすすめ
- 正しい育て方でパキラを元気に育てよう
パキラが難しいと言われるのはなぜ？
まず結論から述べると、パキラを育てるのは難しくありません。成長も早く、育て方のポイントさえ押さえておけば初心者でも難易度が低い種類に挙げられます。
一方でパキラについて調べてみると「パキラを育てるのは難しい」といった情報も目にするかと思います。では、なぜパキラは難しいと言われるのか、3つの視点から掘り下げていきましょう。
1．成長が早く定期的に剪定や植え替えが必要になる
パキラを育てるのが難しいとされる理由に、成長が早く定期的に剪定や植え替えが必要になる点が挙げられます。
パキラは観葉植物の中でも成長スピードが早く、次々と新芽が生えてきます。また枝や幹部分も伸びるスピードが早いため、どうしても定期的な剪定や植え替えが必要です。初心者にとって剪定や植え替えはハードルが高いもの。そのため「育てるのが難しい」といったイメージに結びつきやすくなっています。
とはいえ、剪定や植え替えはある程度成長が進んでから取り組むのが一般的です。購入後すぐではなく、1～2年程度成長を見守り、鉢と株のバランスや葉の茂り具合にあわせて作業を検討します。剪定や植え替えといった作業自体もポイントさえ押さえておけば、決して難易度は高くありません。
最近では初心者向けの育て方情報がWebや動画でも簡単にチェックできるので、こうした教材をお手本にすればパキラを元気に育てることができるでしょう。
2．日当たりが悪い環境では成長が鈍くなってしまう
2つ目に理由は、日当たりが悪い環境では成長が鈍くなってしまう点です。
パキラは日光の当たる明るい環境が大好きです。しかし屋外で育てるとどうしても日当たりや明るさが足りず、葉や幹が弱々しく成長してしまいます。こうした姿をみて「パキラは難しい」と感じる方も多いようです。
ただ日当たりの問題は置き場所を工夫すれば簡単に解決が可能です。直射日光に当てる必要はなく、窓の近くの明るい場所を置き場所に選んであげれば、基本的に問題ありません。また、こうした置き場所を選べないなら、定期的に日光浴をさせると元気な状態をキープしてくれます。週に数回程度、ベランダや庭など明るい場所に移動させて日光浴をさせてあげましょう。
一点だけ注意したいのが、直射日光です。明るい環境が大好きなパキラですが、急に直射日光に当たる場合や、夏場の強い日差しはかえってダメージとなります。葉が変色してしまう「葉焼け」の原因にもなるため、直射日光はレースのカーテンや葦簀（よしず）を立てかけるなどして、光量を調節してあげてください。
3．季節に応じて水やりの加減を調節する必要がある
季節に応じて水やりの加減を調節する必要がある点も、パキラが難しいと言われる理由でしょう。
パキラは土の中が多湿の状態が続くと根腐れを起こしやすい種類です。そのため水やりの加減が大切で、初心者の中にはここでつまずく方も多いようです。
水やりの基本は土の乾燥状態を見極めること。土の表面が乾燥したタイミングで水やりをするのが基本となります。実際に表面の土を指でつまみ、ポロポロと崩れ落ちるくらいが目安です。より正確にタイミングを把握したいなら、園芸店やホームセンターで販売されている水やりチェッカーを使うと、初心者でもベストなタイミングを把握できます。
また水やりは夏場の成長期と冬場の休眠期では頻度を変えるのがポイントです。夏場を基準にすると、冬場は成長が緩やかになるため水分の消費量が少なくなります。気温が低下してきたら、徐々に水やりの間隔を伸ばしていきましょう。秋は土の表面が乾いてから1～2日程度間隔を空け、冬場の寒い時期は表面が乾燥してから3～4日程度間隔を空けて問題ありません。
季節に適した水やりの間隔が掴めれば、初心者でもパキラを元気に育てられます。
パキラによく似たシェフレラもおすすめ
パキラは育て方のポイントさえ押さえれば、初心者でも難易度が高くない種類だとご紹介しました。しかし「どうしてもパキラを購入するには勇気がいる…」といった方は、パキラとよく似たシェフレラもおすすめです。
シェフレラは別名「カポック（ホンコンカポック）」としても知られる種類で、パキラのように長めの枝ぶりと瑞々しい葉が茂る姿が人気です。丈夫で成長スピードも早いため、初心者でも育てやすい種類となっています。パキラに似た代わりとなる観葉植物を探しているなら、シェフレラを選んでみてはいかがでしょうか。
正しい育て方でパキラを元気に育てよう
今回は、パキラは育てるのが難しいの？という疑問に対して詳しく解説しました。結論としては、パキラは決して難易度が高い植物ではありません。しかしパキラを育てたことがない方からすると「育てるのが難しい」という漠然とした情報から不安に思われる方が多いようです。
本文でもご紹介したように、育て方のポイントさえ知っておけば初心者でも元気に育てることができます。パキラが気になっている方はぜひ前向きに検討されてみてください。
また、せっかく観葉植物を購入するなら、色合いや枝ぶりが好みの種類を選びたいもの。APEGOでは、写真現物一点ものの商品を取り扱っています。今回ご紹介したパキラも取り扱っていますので、お好みの商品をじっくりお選びください。
