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観葉植物の「新芽」が出てこない理由と対策について

観葉植物の「新芽」が出てこない理由と対策について

大切に育てている観葉植物になかなか新芽が出てこない…

そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。せっかく育てている観葉植物には、元気な状態で成長してほしいもの。とくに新芽はみずみずしい色合いも魅力的なだけに、一日でも早く姿を観察したいものです。

そこで今回は、観葉植物の新芽が出てこない理由と、対策について解説します。新芽が生えず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

観葉植物の新芽が出ない理由は「生育環境」と「季節」にある

ゴムの木 新芽

観葉植物の新芽が出ない理由は、大きく「生育環境」と「季節」に分けられます。

植物が新芽を生やすにはエネルギーとなる栄養分が欠かせません。この栄養分は日当りや水やりによる光合成、肥料といった生育環境から摂取されます。生育環境が整っていなければ、成長に必要な栄養が足りず新芽が出ない状態に陥ります。

なかなか新しい芽が生えてこないなら、まずは植物を育てている環境が適切に整っているか確認しましょう。具体的はポイントは、後述する「新芽を出すための5つの対策」で解説します。

次に、季節も新芽が出ない理由の一つです。一般的に観葉植物の新芽が出る成長期は3月~11月の暖かい時期です。冬場は成長が鈍化または休眠して新しい季節に備えます。もし成長期以外の時期に観葉植物を購入し新芽が出ないなら、まずは成長期を迎えるのを待ってみましょう。気温が高くなり、成長する環境が整ってくれば芽が成長してきます。

観葉植物の新芽を出すための5つの対策

サンスベリア 新芽

ここからは具体的に観葉植物の新芽を出すための対策を解説します。

対策1.日当りのよい環境を作る

1つ目は日当りのよい環境です。

観葉植物は日光を浴びて光合成をし、成長に必要な栄養分を生み出します。日当りが悪く光合成ができない環境では栄養分が不足してしまい、新芽が出なくなってしまいます。できるだけ日当りのよい場所を置き場所に選ぶようにして、光合成が促される環境を作ってあげましょう。

どうしても室内の暗い場所に置くなら、定期的にベランダや庭に移動させ日光浴をさせると効果があります。この場合は、急に直射日光に当てると刺激が強すぎて葉焼けの原因となるため、半日陰など置き場所を工夫してあげましょう。

また市販の植物育成用のLEDライトを活用するのも一案です。

対策2.温度管理をしっかりする

新芽が出ない原因として多いのが、温度管理です。

多くの観葉植物は温暖な環境に自生しています。そのため寒い環境では成長が鈍化し、新芽が生えてきません。目安としては15〜25℃程度を保つようにしましょう。室内で育てていても、場所によっては寒さが厳しい空間もあるため、室温を確認して対策を講じてあげてください。

対策3.水やりや風通しを見直す

適切な生育環境を作るなら水やりや風通しを見直してあげましょう。

観葉植物の水やりは、「土の表面がしっかり乾いてからたっぷりと」が基本です。土が乾燥する前に水を与えすぎると、かえって成長を阻害し根腐れの原因にもなります。指先で土をつまんで、パラパラと崩れ落ちる程度が目安です。

また鉢が大きい場合は、割りばしを土に差し込んで乾燥具合を確認するのもおすすめです。大きな鉢は表面が乾燥していても、土の中身は湿っている場合があります。割りばしは簡単に乾燥具合を把握できるのでぜひ試してみてください。

風通しも観葉植物にとっては重要なポイントです。植物は気孔から二酸化炭素を取り込み光合成を行いますが、風通しが良い環境は気孔の開閉を促します。光合成が進めば栄養分をしっかり生み出せるため、新芽が生まれやすい環境が整います。

対策4.成長期に合わせて肥料を与える

成長期に合わせて肥料を与えるのも効果的です。

どうしても鉢植えで観葉植物を育てていると、栄養分が不足してしまいます。とくに成長期(3月~11月)は植物が栄養を求めるため、肥料を与えてサポートしてあげましょう。

肥料の種類は、液体肥料と固形肥料を併用するのがおすすめです。植物の成長が悪くすぐに効果を期待したいときは液体を与え、じっくりとした効果を期待したいときは固形を与えてみましょう。

下記におすすめの肥料を紹介しています。いずれも園芸店やホームセンターで購入できるため、どの肥料にするか迷った場合はこちらを参考にしてください。

【液体肥料】

・『専用液肥 -観葉植物-』ハイポネックス社

【固形肥料】

・『プロミック観葉植物用』ハイポネックス社
・『エードボールCa』住友化学園芸社

対策5.根詰まりを起こしているなら植え替えをおこなう

根詰まりを起こしていると、成長が鈍化し新芽が出てこなくなります。

こういった場合は、ひと回り大きめの鉢に植え替えをおこないましょう。一般的には2~3年に一回程度は植え替えをすると観葉植物が元気に育ちます。冬場の植え替えは植物へのダメージが大きいため、5月頃の暖かい季節におこなうのがおすすめです。

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今回は観葉植物の新芽が出てこない理由と対策について解説しました。

新芽が出てこない理由は、大きく「生育環境」と「季節」に分けられます。植物が元気に育つ生育環境が整っていないと、どうしても成長が鈍化し新芽も出づらくなります。また観葉植物の成長期は3月~11月の季節です。新芽もこの時期に生えてくるため、まずは成長期を待って対策を考えてもよいでしょう。

APEGOの観葉植物はすべて写真現物の一点ものです。掲載してある商品がそのままお手元に届くので、お好みの樹形や状態の株をお求めいただけます。専門店が育てた元気な観葉植物をお探しなら、ぜひAPEGOをお選びください。

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2023年2月25日  by apego

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