ガジュマルの幹や茎から生えるヒョロヒョロとした長い根。「気根（きこん）」と呼ばれる部位ですが、「病気や生育不良が原因では…」と心配する方も多いようです。
そこで今回は気根とは何か？どんな役割があるのか？について解説します。
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目次
- ガジュマルの気根（きこん）は元気に成長している印
- 気根には空気中の水分補給や株を支える役割がある
- ガジュマルの気根のお手入れ方法は？
- 定期的に葉水をして湿気のある状態を保つ
- 気根の剪定は5月～7月の成長期を選ぶ
- 気根が枯れたときは根腐れや直射日光の当たり過ぎを疑ってみる
- APEGOは写真現物の商品のみを販売する観葉植物の専門店
ガジュマルの気根（きこん）は元気に成長している印
熱帯や亜熱帯地域を原産地とするガジュマル。独特の力強い樹形や、生命力溢れる姿から人気の観葉植物です。そんなガジュマルの幹や茎から生える、ヒョロヒョロとした長い根のことを気根と呼びます。
気根はガジュマルをはじめ熱帯地域に生育する観葉植物によく見られる特徴で、病気や生育不良が原因ではありません。むしろ生育環境が良く、活発に成長している印とも言えるため、そのままにしておいて問題ありません。
「この気根の姿が可愛らしい」とガジュマル好きになった愛好家も多く、人気ポイントの一つにもなっています。
気根には空気中の水分補給や株を支える役割がある
さて気根には大きく2つの役割があります。
- 空気中の水分を補給する
- 支柱根として成長し株を支える
1つは空気中の水分を補給する役割です。ガジュマルは湿度が高い地域に自生しており、自然環境では効率的に水分を取るため気根から水分補給をします。
もう1つは土に向かって伸びていき、支柱根として株を支える役割です。気根は長く成長すると土まで達し、そのまま根を張ります。これを支柱根と呼び、株を支える役割や栄養補給を行います。自然界のガジュマルは根がたこ足状に生えて、空中に浮かぶような姿を目にします。これは気根が成長し支柱根として定着した姿で、株がより大きく成長するのを支えています。
ガジュマルの気根のお手入れ方法は？
ここからは気根のお手入れ方法を見ていきましょう。
定期的に葉水をして湿気のある状態を保つ
ガジュマルは熱帯や亜熱帯地域に自生しており、湿度と温度が高い状態を好みます。こうした環境が保たれていると気根の成長も促進されます。具体的には気温が25℃以上、湿度が80％以上の環境は気根が育ちやすい環境です。
自宅で育てる場合はなかなか湿度の高い環境は作りづらいため、定期的に葉水をして気根が乾燥しないようにしましょう。根腐れには注意しながら、日常的な水やりも欠かさないようにしてください。
気根の剪定は5月～7月の成長期を選ぶ
基本的に気根は伸ばしたままの状態で大丈夫ですが、見た目を整えたい場合やあまりに密集した状態なら剪定をします。注意したいのが剪定する時期です。ガジュマルの成長期にあたる、5月～7月を選ぶようにしましょう。成長期以外に剪定してしまうと、株への負担が大きくなるため、時期を選ぶようにしてください。
剪定する際は、ハサミを清潔な状態にして切り口から雑菌が入らないように注意します。また気根の途中から切るのではなく、根元から切り落とすのもポイントです。剪定後は1週間程度、直射日光の当たらない風通しの良い場所で育てます。剪定した切り口からは白い樹液が出ることがありますが、肌が弱い人は手がかぶれてしまうため手袋をしておくと安心です。
気根が枯れたときは根腐れや直射日光の当たり過ぎを疑ってみる
気根はガジュマルが活発に成長している印とご紹介しましたが、反対に気根が枯れてしまうのは生育環境に問題があるサインです。
まず最初に疑いたいのが根腐れです。気根を元気に保ちたいあまり過度に水やりや葉水をしてしまうと、根腐れを起こしてしまいます。根腐れは株全体にダメージを与えるため、土の状態をよく観察して適切なタイミングで水やりを行いましょう。また長く成長し根詰まりを起こしている場合は、大き目の鉢に植え替えてあげます。
直射日光に長く当たり過ぎるのも、気根が枯れる原因になります。とくに夏場の日差しは刺激が強く、気根にダメージを与える恐れがあります。レースのカーテン越しに日光浴させる方法や、日差しが弱い午前中や夕暮れ前の時間帯を選ぶなど、日光浴の時間を調整してみましょう。
APEGOは写真現物の商品のみを販売する観葉植物の専門店
ガジュマルの幹や茎から生えるヒョロヒョロとして根は「気根（きこん）」と呼ばれ、空気中の水分補給や成長して株を支える役割を担っています。気根が生える状態はガジュマルにとって生育環境が良く、活発に成長している印です。病気や成長不良が原因ではないので、そのままの状態で問題ありません。
ガジュマルは樹形や気根の伸び具合など、株ごとに大きく特徴が違っています。APEGOでは写真現物の商品のみを販売しているので、気に入った商品をお手元までそのままお届けします。樹形やサイズ感など、あなた好みの植物をじっくりお選びください。
