ウンベラータの病気とその予防についてご紹介します。初心者にもおすすめの育てやすい観葉植物であるウンベラータですが、病気を防ぐためにいくつかの対策が必要となります。
うどんこ病や斑点性の病気に気をつけよう
ウンベラータはうどんこ病や斑点性のカビの病気になりやすいため、注意しましょう。
うどんこ病の特徴
葉や茎の部分に“うどん粉”のような糸状菌(カビ)が発生する、うどんこ病。ウンベラータがうどんこ病になってしまうと、カビの菌糸がウンベラータの組織にまで伸び、栄養を吸収してしまいます。
また、白い粉が葉にかかるので、光合成も阻害されてしまい、生育不良になったり、葉がしなびてしまったり、ひどい場合はウンベラータが枯れてしまうことも。
うどんこ病は植物の葉や茎など、表面でしか繁殖しないため、初期に発見し対処することが重要です。
ウンベラータは害虫にも注意!
ウンベラータは病気だけではなく、ハダニやホコリダニ、カイガラムシなどの害虫被害を比較的受けやすい観葉植物です。
だいたい7月から9月の夏場に多く発生することが多いハダニやホコリダニ。ハダニは肉眼では発見しづらいほど小さいダニですが、ウンベラータに深刻な被害を与えます。
ハダニ・カイガラムシによる被害の特徴
風によって飛散され、葉に付着することが多いハダニですが、越冬する個体もいるようです。ハダニの被害にあうと、葉が白っぽくカスリ状になってしまいます。また、葉裏が汚くなったり、新しい葉が黄色く変色してしまうのもハダニの被害と考えられるでしょう。
発生初期には少数でも、繁殖力が高いので、短期間で恐ろしいほど増殖します。また、葉がべたべたしてきたらカイガラムシが発生している可能性も。ウンベラータの生長期は害虫の発生期と同じ頃なので、早めに対処しましょう。
ウンベラータを病気や害虫から防ぐポイント
ウンベラータを病気や害虫の被害から守るためのポイントをご紹介します。
水を与えて乾燥を防ぐ
ウンベラータが被害にあいやすい病気や害虫は、乾燥した状態や過湿の土壌を好みます。葉や茎に水を与え乾燥を防ぐことで、病気や害虫の予防につながるため、定期的に霧吹きで葉水を与えましょう。ハダニは水に弱いので、繁殖しやすい葉裏にも葉水を与え、葉が汚れていたら濡れた布などで拭くのもおすすめです。
葉水は毎日与えるべきですが、根への水やりは土が乾燥してからおこないましょう。葉水を与えることでウンベラータの葉につやが出るため、手入れの面でもおすすめです。
日当たりと風通しのよい場所に置く
日当たりと風通しが悪いと、ウンベラータに病気やカイガラムシなどの害虫がつきやすくなります。普段は部屋のすみに置いていても、天気がよい日にはウンベラータを日当たりと風通しのよい場所に移動させてあげましょう。
ウンベラータが病気になってしまったときは
ウンベラータに害虫が付いたときは、殺虫剤はウンベラータにも負担があるため、少量の場合はセロハンテープや歯ブラシ、水などで害虫を取り除くのがおすすめです。大量に害虫が発生した場合は、殺虫剤で一気に駆除しましょう。
清潔にして病気の拡大を防ぐ
病気や害虫の被害が拡大した場合は、変色した葉を切り取り、落ちた葉を取り除き、清潔な環境を保つようにします。病気になった葉が回復することはないので、病気が広がるのを防ぐことを第一に考えてください。
病気を防ぐにはウンベラータを置く場所に気をつけよう!
ウンベラータの病気を予防するには、水やりと日当たりなど、観葉植物を育てる際の基本ポイントに気をつける必要があります。ウンベラータは日本の風土で比較的育てやすく、かわいいハート型の葉の形からプレゼントにも人気の観葉植物です。病気に配慮しながら、楽しく育てましょう。
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