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育ててみたいけど、カラテアは初心者に難しいって本当?

育ててみたいけど、カラテアは初心者に難しいって本当?

個性的ある矢羽根模様や独特の色合いからエキゾチックな印象を与えてくれるカラテア。その美しい見た目から人気の観葉植物に挙げられますが、「カラテアは初心者には難しそう…」と購入をためらっている方も少なくありません。

そこで今回はカラテアが難しいと言われる理由や、その解決方法を解説します。また育て方のポイントについても詳しく解説していますので、カラテアの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

カラテアが「難しい」と言われる3つの理由は?

カラテア

カラテアはブラジルを中心とした熱帯アメリカを原産とする観葉植物です。ユニークな葉の模様や色合いが特徴で、約300種類の仲間が分布しています。

美しい見た目や個性的な雰囲気に魅了され購入を検討する方も多いですが、いざカラテアについて調べてみると「育てるのが難しい」「初心者には難易度が高い」といった情報も少なくありません。

なぜカラテアは「難しい」とされているのでしょうか。理由は大きく3つです。

1.寒さに弱い

1つ目の理由は寒さに弱い点です。

カラテアは温かな熱帯アメリカを原産としており、他の観葉植物に比べて寒さに弱い性質を持っています。たとえばゴムの木やウンベラータといった種類は一日を通して5〜8℃程度が最低気温の目安ですが、カラテアは12℃程度が目安です。

一般的な観葉植物に比べ温度管理に慎重になる必要があるため、どうしても育てる難易度が高くなります。

【対処法】

寒さに弱いカラテアですが、きちんと温かい場所で育てれば元気に育ちます。冬場の寒い季節は玄関や窓の近くといった室温が低い置き場所を避け、温かい場所に移動させましょう。また温度計を使って室温を確認しながら、暖房や保温グッズを活用して対処してください。

一点、暖房を使う場合は直接風が当たらないように注意してください。暖房の風で葉が乾燥すると、かえって植物が弱ってしまうので注意が必要です。

2.乾燥が苦手

2つ目の理由は乾燥が苦手な点です。

カラテアは多湿の環境を好み、乾燥が続くと株が弱ってしまいます。ここで落とし穴となるのが、「多湿=土が湿っている状態ではない」ということ。常時土が湿った状態が続くと植物がうまく呼吸できず、根腐れを引き起こします。乾燥が苦手だからといって、過度に水を与えてしまうのはNGという訳です。

この水やりのさじ加減が繊細な点も、「カラテアは育てるのが難しい」と言われる理由の一つです。

【対処法】

カラテアの乾燥対策には霧吹きを使った葉水を上手に活用しましょう。とくに冬場は乾燥が進みやすいため、こまめに霧吹きで葉水をしてあげると乾燥対策になります。

また水の与えすぎによる根腐れを防ぐために、水やりのタイミングをしっかり確認しておきましょう。基本となるのが土の表面がしっかりと乾いたタイミングです。これをベースに、季節や最低気温に応じて水やりの間隔や頻度を調整してあげると元気な状態を維持できます。

  • 春~秋(最低気温が20℃以上)・・・土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える
  • 秋(最低気温が15~20℃以上)・・・土の表面が乾いてから1~2日程度間隔を空ける
  • 冬(最低気温が15℃以下)・・・土の表面が乾いてから3~4日程度間隔を空ける

3.直射日光に弱い

3つ目は直射日光に弱い点です。

カラテアは温暖な環境を好みますが、直射日光に弱い性質を持っています。観葉植物は明るい環境を好むためついつい直射日光に当ててしまいたくなりますが、カラテアにとってはかえって成長を阻害する原因となるため注意が必要です。

【対処法】

とはいえ、光合成をする観葉植物にとって明るい環境は必要です。カラテアの置き場所を選ぶ際は、直射日光が当たらない明るい場所を選ぶようにしてください。どうしても直射日光が当たるようなら、カーテンや日除けカバーを使うなどして、日光の量を調整してあげましょう。

さらにカラテアを元気に育てるポイントは?

カラテア

ここまでカラテアは育てるのが難しいと考えられる3つの理由と、その対処法についてご紹介しました。ここでは、上記でご紹介した「温度管理」「水やり」「日当たり」以外の育て方のポイントをご紹介します。

風通しの良い置き場所を選ぶ

カラテアを元気に育てるには風通しの良さに気を配りましょう。

観葉植物は光合成をして成長に必要な栄養分を生み出しますが、この光合成には「水」と「日光」に加えて「風」が重要となってきます。植物は二酸化炭素を吸収し、光合成を行うのはよく知られています。

しかし空気中の二酸化炭素の量は限られており、効率的に光合成を行うには風による気流の流れが不可欠です。風通しが良い環境であれば、風といっしょに二酸化炭素が運ばれ、植物の光合成を促せます。

カラテアを置く部屋は日頃から窓を開閉して、風通しの良い環境づくりを心掛けてください。エアコンの使用頻度が多い夏場や冬場は、扇風機やサーキュレーターを活用して風の流れを作ってあげましょう。

3年に1回程度は植え替えを行う

観葉植物は成長具合に応じて植え替えを行うと元気に育ちます。長く同じサイズの鉢で育てていると、根詰まりを起こしてしまい成長不良につながります。酸欠状態が続けば病害虫の発生にもつながるため、定期的な植え替えが必要です。

カラテアも3年に1回程度の頻度で、新しい鉢に植え替えてあげましょう。現在の鉢よりひと回り大きいサイズの鉢を選んでください。また植え替え時期は植物の成長が旺盛な5月~7月の時期を選ぶのがポイントです。

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今回はカラテアを育てるのが難しいと言われる3つの理由をご紹介しました。

カラテアは他の観葉植物に比べて寒さに弱い点や乾燥が苦手な点など、やや育て方に留意するポイントがあります。しかし、これらのポイントさえ押さえておけば、初心者でも元気にカラテアを育てることは可能です。今回ご紹介した情報を参考にしながら、個性的でエキゾチックなカラテアをぜひご自宅で育ててみてください。

観葉植物の専門店APEGOでは、植物の疑問・お悩みに関するお問い合わせにも対応していますので、カラテアの育て方で不安な点があれば、お気軽にご連絡ください。

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2023年5月19日  by apego

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