掌（てのひら）状の葉が、生い茂るようにして成長するシェフレラ。美しい光沢のある葉はとてもみずみずしく、観葉植物の魅力が存分に詰まった品種です。
今回はそんなシェフレラの魅力についてご紹介します。「購入するか迷っている…」「実際に育てるときはどんなポイントに気を配ればいいの？」などなど、シェフレラの存在が気になる方の参考となる記事となっています。
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目次
- 掌状の光沢のある葉が美しいシェフレラ
- シェフレラとカポックの違いは？江戸時代にルーツを持つ名前のエピソード
- シェフレラを元気に育てるための3つのポイント
- 【日当たり】耐陰性があるものの日当たりの良い場所を好む
- 【水やり】土の表面が乾燥したタイミングでメリハリをつけて
- 【剪定】定期的に剪定をしてバランスを整える
- 見た目や樹形にもこだわりたいならAPEGOがおすすめ
掌状の光沢のある葉が美しいシェフレラ
手を広げたような掌状の葉を付けるシェフレラ。青々とした光沢のある葉は見た目にも美しく、多くの観葉植物ファンから愛されています。
丈夫で成長が早く、葉が生い茂るように育つのも特徴。観葉植物といえば、植物が醸し出す自然ならではの温かみやみずみずしさが魅力ですが、シェフレラはまさにこうした魅力を存分に感じさせてくれる品種です。
アジアやオセアニアの熱帯から温帯地域に広く分布し、約550種の仲間が自生すると言われています。種類によって個性に違いがあり、葉に白い斑模様が入った種類や、枝ぶりが細くスラリとした種類など実に多彩です。
シェフレラとカポックの違いは？江戸時代にルーツを持つ名前のエピソード
さて店頭やネットショップでシェフレラを探していると、カポックという名称に出くわした方も多いのでは。見た目はまったく同じなのに、呼び名が違い戸惑ったことでしょう。
カポックとは本来パンヤ科に属する植物です。ウコギ科に属するシェフレラとは違う植物になります。しかしこの名称の違いには面白いエピソードがあり、時代は江戸時代にさかのぼります。
ホンコンから初めてシェフレラが日本に輸入された際、「カポックによく似た植物だから、ホンコンカポックと呼ぼう」とホンコンカポックという名で流通しはじめました。この流通名がそのまま定着してしまい、カポック＝シェフレラという構図ができあがりました。
そのため、現在でもシェフレラをカポックとして販売している店舗も残っています。近年では本来の名前であるシェフレラに統一されるのが一般的ですが、植物の名称にちなんだ興味深いエピソードです。
シェフレラを元気に育てるための3つのポイント
シェフレラは丈夫で成長も旺盛な植物です。初心者でも育てやすい品種ですが、元気な状態を維持するためにはいくつかポイントを押さえておく必要があります。ここでは、3つのポイントを解説します。
【日当たり】耐陰性があるものの日当たりの良い場所を好む
シェフレラは日陰でも成長する耐陰性がある品種に挙げられます。しかし植物である以上、日当たりの良い環境を好むのは変わりありません。長く日当たりが悪い場所で育てると、軟弱な株に育ったり、葉がばらけてバランスが悪くなったりしてしまいます。
できるだけ日当たりの良い、明るい環境で育ててあげましょう。一点だけ、夏場の強い直射日光は急に当てると葉焼けやダメージの原因になります。とくに屋内から屋外に移動して日光浴をするなら、少しずつ直射日光に当てる時間を伸ばすなど「慣らし時間」を設けながら光量を調整してあげてください。
【水やり】土の表面が乾燥したタイミングでメリハリをつけて
水やりは土の表面が乾燥したタイミングで与えてください。土を指先でつまんで、ポロポロと崩れる程度が目安です。基本的には水を好む性質がありますが、あまり頻繁に与えると葉が間延びしてバランスが乱れてしまいます。また、土が湿った状態が続くと根腐れの原因にもなるため、メリハリをつけた水やりを意識してみましょう。
冬場の水やりは、気温の低下に合わせて間隔を伸ばし、控えめにします。土の表面が乾燥してから、2～3日程度は間隔を空けて問題ありません。
また葉が密集しやすいシェフレラは、ハダニやカイガラムシ、アブラムシなどが発生しやすくなります。害虫の発生を予防するために、定期的に葉水（霧吹きを使って葉に水を吹きかける）をすると効果的です。とくに葉が重なった部分や、葉の裏側などは念入りにしてあげましょう。
冬場の葉水は害虫予防だけでなく、葉の乾燥対策にも効果があるため霧吹きを1つ用意しておくと便利です。
【剪定】定期的に剪定をしてバランスを整える
シェフレラは成長が早く、新芽が次々と生えてきます。その分葉のボリュームが大きくなりがちで、全体のバランスが乱れてしまいます。定期的に剪定をして、全体のバランスを整えてあげましょう。剪定は植物の成長期にあたる5月～9月程度を目安にします。冬場の休眠期に剪定をすると株へのダメージが大きくなるため、時期を選んで剪定しましょう。
見た目や樹形にもこだわりたいならAPEGOがおすすめ
今回は掌状の形状と光沢のある美しい葉が魅力のシェフレラについてご紹介しました。丈夫で成長も旺盛なシェフレラは初心者でも育てやすく、ボリューム感のある元気な姿で楽しませてくれます。葉色や樹形が違った種類も多いため、インテリアや好みの見た目を選べるのもうれしいポイントです。
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