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シェフレラを元気に育てる基本的な育て方

シェフレラは温帯や熱帯の暖かい地域に分布する観葉植物です。丈夫で成長スピードが早く、育て方のポイントを押さえるだけで初心者でも元気に育てることができます。

今回は、シェフレラの特徴や育て方のポイントについて解説します。

シェフレラとは?

シェフレラ
シェフレラは中国南部や台湾をはじめ、世界の熱帯から温帯地域に広く分布する観葉植物です。種類が多いことで知られており、低木から高木まで約600種類が分布し、高木の種類では最大で12メートルにまで成長します。

観葉植物として観賞用に販売される種類は数十センチ~1メートル前後ですが、成長スピードが早く次々と新芽が生えてくるため、ボリューム感のある姿を楽しむことができます。

葉は掌状の楕円形をしており、光沢のある濃い緑色が特徴。種類によっては葉に黄斑があらわれるものも多く、緑と薄い黄色のグラデーションも実に鮮やかです。

シェフレラ

【シェフレラとカポックって違う種類なの?】

シェフレラを「カポック」と呼称して販売することも多いですが、これはシェフレラが日本に流通しはじめた頃、その姿がカポックと似ていたため誤って広まった誤称。

当時の名残からカポックとして販売することも多いですが、近年ではシェフレラと統一するのが一般的です。どちらか分からず気になるようでしたら、店員さんに尋ねてみると安心でしょう。

シェフレラの育て方5つのポイント

生命力が強く丈夫な観葉植物として知られるシェフレラですが、元気な状態を保つには育て方のポイントをきちんと確認しておくことが大切です。

1.温度

シェフレラは温帯や熱帯地域の温暖な環境に自生しています。そのため暖かい環境を好み、暑さにも強い特性をもっています。一方で丈夫な植物らしく寒さにも強いですが、あまりに寒さが厳しいと弱ってしまい、枯れてしまう原因にもなります。

日中を通して5度を下回るようなら、屋外から屋内へと移動してあげましょう。とくに霜に当たってしまうと弱ってしまうため、冬場は天候の変化をよく確認してください。

2.日当たり

日当たりの良い環境が大好きなシェフレラは、明るい場所で元気に育ちます。しかし注意したいのが、直射日光です。直射日光に長く当たってしまうと葉焼けの原因になり、美しい光沢が一気に失われてしまいます。

屋外で置き場所を選ぶ場合は、直射日光が当たらない場所や半日陰などを選ぶと良いでしょう。また、どうしても日光が差し込むようなら、遮光ネットなどを上手に活用しましょう。

部屋の中で育てる場合も、明るい環境を選んでください。この際も、直射日光を避けるように遮光カーテンなどを利用すると便利です。どうしても屋内の暗い場所に置くなら、定期的にベランダや庭で日光浴をさせると元気に育ちます。

3.水やり

シェフレラの成長期は5月~9月頃です。この期間は土の表面が乾燥したタイミングでたっぷり水を与えてください。気温が下がってくると徐々に成長が鈍くなり、最終的にはストップします。

成長が鈍くなったら徐々に水やりの頻度を減らしていきましょう。成長がストップしてからは、土の表面が乾燥してから2~3日後に水やりをする程度で大丈夫です。

日頃のお手入れには葉水を活用しましょう。シェフレラは成長が早く次々と新芽が生えてきます。葉が生い茂るようなボリューム感は魅力的ですが、あまり密集してしまうと風通しが悪く害虫が発生する原因にもなります。

そこで、定期的に葉水をすることで、害虫の発生を予防しましょう。ホコリを洗い落とすことや葉の乾燥を防ぐ効果もあるので、美しい状態を保つことができます。

4.置き場所

日当たりの良い明るい環境を好むシェフレラですが、風水効果を参考に置き場所を選ぶのもおすすめです。

風水においてシェフレラは、丸い葉の形が落ち着きや癒し与え、リラックス効果を得られるされています。また、上向きに成長する特徴はポジティブなエネルギーを発生させ、空間を明るい雰囲気へと導いてくれます。

リビングや寝室は人が集まり、ゆったりとした時間を過ごす場所です。リラックス効果を期待できるシェフレラの置き場所にはぴったりでしょう。また、運気の入り口とされる玄関に置けば、ポジティブなエネルギーを引き寄せる効果も期待できます。

花言葉から置き場所を選んでみるのも良いでしょう。シェフレラには「実直」「とても真面目」といった花言葉が付けられています。ワークスペースや勉強部屋、集中力を高めたい空間に置くことで、やる気アップに繋げてみましょう。

5.植え替え・剪定

シェフレラは成長スピードが早いことから、ある程度大きくなった段階で植え替えを行うとよいでしょう。現在よりも大きめのサイズの鉢を用意して、植え替えを行ってください。

土は観葉植物向けの水はけの良いものを選び、小粒の赤玉土や堆肥などを適度に混ぜます。土の割合は<赤玉小粒:土:堆肥 = 7:2:1>の割合です。

また、葉が多くなり過ぎると日光不足や害虫の発生に繋がります。適度に剪定を行うことで、良い生育環境を保ってげましょう。葉を落とすだけでなく、伸びすぎた枝を短く剪定するなどして、全体のバランスを整えてあげてください。

最後に、植え替えや剪定を行う時期は、シェフレラへのダメージを最小限にするため、成長期である5月~9月を選んであげましょう。

APEGOは観葉植物の購入はもちろんご相談にも対応

シェフレラは光沢のある緑色の葉が掌状に広がる、生命力溢れる観葉植物です。丈夫で成長が早いため初心者でも育てやすく、育て方のポイントを押さえるだけで元気に育ちます。

APEGOでは、シェフレラをはじめ空間を彩る多彩な観葉植物を取り扱っています。商品の購入だけでなく、植物の育て方に関するご相談もお受けしています。観葉植物のことでお悩みの際は、お気軽にお問い合わせください。

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2021年5月21日  by apego

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