熱帯アメリカを原産とするカラテアは、美しい葉の模様が特徴的な観葉植物です。インテリアとしても存在感があり、愛好家から人気を集める種類の1つです。
今回は、カラテアの特徴や育て方について解説。水やりの頻度や日当たり、温度管理など、元気に育てるための情報を詳しくご紹介していきます。
カラテアとは？
カラテアは熱帯アメリカを原産地とする観葉植物です。種類もとても多く、100～300種以上の品種があるとされています。
特徴的なのが美しい葉の模様。緑色の濃淡がはっきりとしており、矢羽根のような美しい柄が見る人の目を惹き付けます。種類ごとに葉の模様が異なることから、好みの柄や色合いの品種を選ぶのも楽しみの1つ。どこかラテン系のエキゾチックな雰囲気を感じさせるのもカラテアの魅力です。
【カラテアの花言葉】
カラテアには、「飛躍」「強い思い」「あたたかい心」という3つの花言葉があります。ポジティブなイメージを連想させることから、風水での効果を期待してインテリアアイテムに取り入れる人も少なくありません。
また花言葉から、起業や移転といったビジネスシーンや、進学や就職といった新しい一歩を踏み出す人へのプレゼントとしても喜ばれます。
夜になると葉の角度が変化する
カラテアは昼と夜で葉の角度が変化するのも特徴です。
昼間は葉が広がるような姿で過ごしますが、夜になると葉が「立つ」ように変化し、昼間とは違った姿を披露してくれます。
人間のバイオリズムと同じように1日の中で違った姿を見せることから、植物を育てる際に愛着を抱きやすいのもカラテアが人気を集める理由です。
カラテアの育て方┃3つのポイント
植物の見た目や行動が実に特徴的なカラテア。美しい見た目からも観葉植物として人気が高いですが、育てる際はきちんとポイントを押さえて丁寧に管理することが重要です。ここでは、育て方のポイントを3つの視点から見ていきましょう。
1．水やり
カラテアの水やりは、季節によって頻度を変えることがポイントです。
5月～10月の成長期には土の表面が乾いたタイミングでたっぷり水を与えてあげましょう。注意したいのが、水の与え過ぎ。土が常に湿っている状態や、受け皿に水が溜まっている状態では根腐れを起こしてしまい、植物が枯れる原因にもなります。土の状態を観察しながら、乾燥したタイミングで与えてあげましょう。
冬場は徐々に成長が鈍くなるため、週に1～2回程度に水やりを減らします。
年間を通して葉水を行うと、葉の状態を健康に保つことができます。
2．日当たり・置き場所
カラテアは耐陰性が強く、日陰でも育ちやすい特徴を持っています。一方で強い日差しは苦手としているため、屋外なら半日陰で育てるのがよいでしょう。室内で育てる場合も、窓の近くや比較的明るい環境であれば元気に育ちます。
直射日光に弱いため、屋外なら日よけや遮光ネット、室内ではレースのカーテンなどを上手に使って、カラテアにダメージを与えないように気をつけましょう。
3．温度
カラテアは高温多湿のあたたかい環境に自生する植物です。そのため、夏の暑さには強いですが冬の寒さには弱い性質があります。とくに屋外で育てる場合は温度管理に注意が必要です。具体的には、日中を通して10～12℃を下回るようなら、室内に移動させて冬を越させるとよいでしょう。
室内に移動させる場合も、いきなり寒い環境からヒーターやエアコンが効いた環境に移ると、寒暖差で弱ってしまいます。例えば、室内に移動させた日は玄関や廊下など空調が効いていない場所に置き、慣れてきたらリビングに移動させるなどするとより安心です。
また、20℃を下回ると成長が鈍化していくため、水やりの頻度を調整する目安にしてください。
インテリアにぴったりの観葉植物を見つける
今回は、カラテアの特徴や育て方のポイントについてご紹介しました。
独特の美しい葉の模様から人気を集めるカラテア。高温多湿の環境に自生する観葉植物のため、寒さや乾燥に弱いなど、元気に育てるにはきちんとポイントを押さえておくことが大切です。本記事では詳しい育て方について解説していますので、ぜひ内容を参考にしてください。
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