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【保存版】観葉植物の正しい水やりの方法を教えます!

観葉植物の正しい水やりの方法

観葉植物を育てる上で欠かすことのできない水やり。多くの人が水やりのタイミングがわからず、1度は悩んだことがあるのではないでしょうか?

観葉植物の特性を知ると意外と簡単ですので、ぜひ参考にしてください。

目次

1:水やりのタイミング

ここではまず水やりの基本的な方法を説明します。

1-1 観葉植物を入れるPOTの大きさによって水やりの間隔は異なる

POTの大きさによって土が乾くスピードが異なる事の説明

観葉植物には様々な大きさがあります。もちろんそれに合う大きさのPOTのサイズも様々。同じ種類の植物を同じ場所に置いた場合でも、POTの大きさによって水やりのタイミングは異なります。

POTが大きい方が土の量が多いため土の乾きはゆっくりです。洗濯で例えると生地の薄い衣類より厚手の衣類の方が乾きにくいですよね。この原理と同じで容積が多いほうが土が乾きにくくなります。

様々な大きさの観葉植物を育てている場合、全ての植物に対して同じ間隔で水を与えると大きいPOTの観葉植物の土は過湿になり、水の与えすぎとなります。

ではどのようなタイミングで水やりすればいいのでしょうか?

1-2 土の表面がカラカラに乾いたら与える

皆さん一度は聞いたことのある水やりのタイミングのフレーズではないでしょうか?実際のところ、土が乾いたか乾いていないか目視で判断することは難しいと思います。「土が乾く」ということがどんな状態なのかをしっかりと理解しましょう。

土が乾いた状態になる見極め方

土が湿っている状態と乾いている状態の比較

まず、たっぷりと水やりをします。直後の土は上記の画像のBのように水分を多く含んでおり、触ると手にくっつきます。これは誰がどう見ても乾いているとは言えません。

日当たりのよい場所で1週間程度、土を観察してください。土の色がだんだんと変化してきます。水やり直後は黒っぽかった土が時間の経過と共に画像Aのように白っぽい茶色に変化します。それとともに水分を多く含んでいた土が触っても手にくっつかなくなり、やがてパラパラした土になります。

土の乾き具合の状態を上から見た画像

土の表面が上の画像のAのように白っぽい茶色で、パラパラした状態が土の表面が乾いた状態ということになります。

気を付けるポイント

土の中の方はまだ湿っていることがある説明

ここで気をつけたいことは、暖房などで湿度が低い部屋や直射日光がガンガン当たる場所では2日くらいで観葉植物の土の表面が乾きます。しかし、乾いているのは土の表面だけで表面の土を少しどけると、その下はまだ水分を含んだ黒っぽい土が出てきます。

水分は空気に触れる場所から水分の乾燥が始まり、蒸発します。したがって表面から土は乾燥していきます。湿度が低い場所や直射日光があたる場所では急激に水分が奪われ、表面だけが乾燥する状態になることがあります。

表面が乾いてるから慌てて水やりをしてしまうと、実際は土の中は湿っているので、結局は水の与えすぎによる根腐れを起こす可能性が高くなります。水やりをする前に一度表面の土をかき分けて、まだ湿っているようであればもう少し待ってから与えるのが最もいい方法です。

1-3 葉っぱの状態を見る

水やり不要のシャキッとした葉の画像

観葉植物の葉の角度や張りぐあいから水やりのタイミングを探ってください。水やり直後の元気な葉っぱです。水分が葉全体に行き渡っているので、葉っぱがピンっとしていて角度も45度ぐらいの理想的な角度。

水やりが必要なダラーンとした葉の画像

全体的に張りがなく、重力に負けてダラーンとしています。これが水を欲しがっている状態。このような状態になっていたらすぐに水を与えましょう!

このように葉っぱの状態からも水やりのタイミングがわかることもあります。

2 水やりの仕方

タイミングがわかったら、次は水のやり方。ここでは、水やりの仕方を説明します。

2-1 水を与える量

鉢底から水が出るほど与える意味

必ず鉢底の穴から水が出るくらいの量を与えてください。その理由としては以下の2点です。

  1. 土全体に行き渡らせるため。
  2. 土中にたまったガスを押し出すため。

水をたっぷりとあげないといけない理由を解説した画像

1については水やりの量が少ないとPOT全体に行き渡らず上部の土だけしか水分が供給されないので、上部の一部の根しか水分を吸収できない状態となります。つまり下半分の土には水分がないので、水枯れで枯れてしまします。水やりをしているのに葉がピンっとならない場合は水やりの量を改めてみてください!

2はとても重要なことで知らない方も多いのですが、根も呼吸をします。呼吸をすると土の中に根が排出した不要なガスがたまります。

人間も汚れた空気より新鮮な空気を吸った方が気分がいいですよね?この不要なガスは土の中の環境には悪影響を与えますので、水やりの時の水の圧力で鉢底から押し出します。押し出したスペースに水と一緒に新鮮な空気が入りますので、土中の環境が改善されます。

2-2 与えるときのコツ

気候がよければ戸外でたっぷりと水やりをする画像

観葉植物に水を与えるとき、気温が15度以上で晴れた良い天気の時はベランダやウッドデッキ等の戸外に出して日光浴も兼ねてザーッとたっぷりと与えます。一時間程度そのまま放置して水を切り、鉢底から水が出なくなったら室内に戻しましょう。

室内で水やりをするときのポイント

室内で水やりをする場合は付属の受け皿だと小さくて水があふれてしまうので、ホームセンターや100均等で販売している深めの大きなプラスチック受け皿を用意してください。

水を与える前にプラスチック皿の上に移し、水やりをします。1時間程度水を切り、鉢底から水が出なくなったら元の受け皿に戻してあげましょう。

観葉植物を枯らさないように正しい水やりを

観葉植物の水やりについてご理解いただけましたでしょうか?観葉植物を枯らしてしまうほとんどの原因は水の与えすぎです。室内で育てる場合、POTの大きさが直径20cm高さ40cmぐらいの場合は最も乾く夏でも1週間に一度程度で大丈夫。

2~3日で乾くことはよほど直射日光が1日中あたっていないと乾きませんので、2~3日間隔で与えると与えすぎであると考えてください。

毎日、観葉植物の状態を観察してみましょう

毎日、観葉植物の葉の状態や土の状態を見てあげることで植物の小さな変化にも気付くことができ、愛着もわいてきます。観葉植物をただのインテリアとしてだけではなく、「生きている」インテリアとして大切に育ててあげてくださいね。

APEGOの通販サイトでは、植物の育て方や水やりの方法を詳しく説明した「育て方カード」を全ての観葉植物にお付けしていますので安心してインテリアグリーンを楽しむことができます!

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2024年4月12日  by ogsapego

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