柔らかい質感とハート形の大きな葉が特徴のウンベラータ。個性的な枝ぶりも特徴で、観葉植物の中でも人気の種類として知られています。
初心者にも人気のウンベラータですが、いざ育て始めると「葉が黄色くなってしまった」「幹が細くヒョロヒョロとしている」といった症状に悩む方も多いようです。せっかく購入した観葉植物には、元気な状態を保ってもらいたいもの…。
そこで今回は、ウンベラータの枝葉によくあるお悩みについてお答えします。原因や対策法について解説しますので、生育状態にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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目次
- ウンベラータのお悩み別の対処法
- Q1．葉が黄色く変色してしまう
- Q2．変色した葉は元に戻るの？
- Q3．葉がポロポロと落ちてしまう
- Q4．幹が細くヒョロヒョロになってしまう
- Q5．葉が小さいままで成長しない
- 観葉植物の購入やお悩みがあればAPEGOまで
ウンベラータのお悩み別の対処法
ウンベラータは熱帯アフリカの低地を原産とする観葉植物です。
正式名称は「フィカス・ウンベラータ」。ゴムの木やベンジャミンが属している「フィカス属」の仲間で、観葉植物として人気が高い種類です。
柔らかい質感のハート形の大きな葉は見た目にもかわいらしく、和やかな雰囲気を感じさせます。個性的な幹の曲がり具合もウンベラータの魅力で、個体ごとに違った印象を楽しめます。
みずみずしい姿に魅了されウンベラータを購入する方も多いですが、葉の変色や幹の成長に悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。ここからは、ウンベラータの代表的な悩みを5つ取り上げ、原因と対策を解説します。
Q1．葉が黄色く変色してしまう
A．葉焼けや寒暖差は葉が変色する原因。生育環境を見直してみよう
ウンベラータの悩みで多いのが、葉が黄色く変色するトラブルです。葉が大きく印象的なウンベラータは、葉色の変化が目立ちやすい種類です。とくに黄色く変色する症状はよく現れるため、悩みを抱えている方も少なくありません。
原因としては大きく2つの可能性が考えられます。
1つ目は葉焼け。日当りのよい環境を好むウンベラータですが、刺激の強い直射日光に弱く、長く当たっていると葉焼けを起こしてしまいます。とくに夏場の直射日光はダメージが大きく一気に変色が進むため、要注意です。
対策としては直射日光が当たらない置き場所を選ぶようにしましょう。暗い場所から明るい場所へ移動する場合も、徐々に日に当たる時間を長くして慣らしながら移動させてください。
2つ目は寒暖差です。ウンベラータは寒さに弱い性質があり、温度が低下すると葉が黄色く変色してしまいます。とくに急に暖かい場所から寒い場所に移動させると、寒暖差が大きくダメージを受けてしまいます。
1日を通して10℃を下回らないよう温度管理をしてください。
Q2．変色した葉は元に戻るの？
A．変色した葉は元に戻らない。変色範囲が広い場合は剪定を。
一度黄色や茶色に変色したウンベラータの葉は、残念ながら元に戻りません。葉の一部分だけならそのまま育てても問題ありませんが、葉の全体や広い範囲が変色しているなら切り落としてあげましょう。
ウンベラータは成長スピードが早い品種です。きちんと生育環境が整っていれば、新芽が次々と生えてくるので安心してください。
Q3．葉がポロポロと落ちてしまう
A．冬場でないなら水やりを見直してみよう
ウンベラータは寒さに敏感で、冬場に葉を落とす頻度が多くなります。ただ温度管理が整った環境（10℃以上が目安）で冬越ししてあげれば、春には新芽が生えてきます。
注意したいのが冬場以外の生育期に葉が落ちる場合。考えられる原因として水やりが挙げられ、具体的には「水分足」と「水分過多（与えすぎ）」の2つに分けられます。
まず、水やりの頻度が足りず水不足になってしまうと葉が落ちやすくなります。これは少しでも水を使う部分を減らし、生き残ろうとする植物の生存本能です。土や葉の乾燥がひどいようなら、適切な頻度で水やりをしてください。土の表面が乾燥し、指でつまんだときにポロポロと崩れ落ちる程度が水やりのタイミングです。
水の与え過ぎも葉が落ちる原因です。土の中に水分が残っている状態で水を与えてしまうと、水分過多になり酸欠状態となります。長くその状態が続けば根腐れの原因にもなるため、水やりの頻度を見直しましょう。
Q4．幹が細くヒョロヒョロになってしまう
A．日照不足で徒長を起こしている可能性が。明るい場所に移動させよう
徒長とは観葉植物の枝や茎がヒョロヒョロと間延びして、細い状態となる症状です。主な原因は日照不足。植物は日光に当たり光合成をして、成長に必要な栄養分を生み出します。しかし日光が少ないと光合成がうまくできず、ヒョロヒョロと軟弱な株に育ってしまいます。
また細長くなるのは、植物が日光を求めている証拠。光に当たるために「背伸び」をしている状態をイメージするとわかりやすいでしょう。
対策としては日当りのいい環境に移動するのが一番です。ただ、急に暗い場所から明るい場所へ移動させると葉焼けや変色の原因になるため、徐々に日光にあたる時間を伸ばしていきながら数日かけて移動させてください。
Q5．葉が小さいままで成長しない
A．水不足や日照不足が原因。生育環境を見直してみよう
ウンベラータはハート形の大きな葉が特徴ですが、葉が小さいままでなかなか成長しない場合があります。
原因として考えられるのが、水不足と日照不足です。植物が成長に必要とする水分や栄養分が足りないため、葉が大きく成長できない状態です。水不足や日照不足は葉の色づきや幹の成長にも大きく関係するため、適切な生育環境を整えて元気な株に成長させましょう。
観葉植物の購入やお悩みがあればAPEGOまで
今回は人気の観葉植物・ウンベラータのよくあるお悩みについて解説しました。
ウンベラータは大きなハート形の葉が印象的なため、葉に関する悩みが多い種類です。ウンベラータの葉は日当たりや寒暖差、水やりに敏感なため、一つひとつ問題を探っていきながら原因を突き止めて対応しましょう。
詳しい育て方に関しては下記の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
APEGOは豊富な種類の観葉植物をご用意しています。商品の販売はもちろん、育て方についてご相談も対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
