ユーフォルビアは、個性的な樹形をした観葉植物で、そのユニーク姿に初心者から愛好家まで、多くの人が魅了されてきました。
原種は約2,000種を数え、多肉植物だけに限定しても500～1,000種類の仲間が確認されるなど、バラエティーに富んだ植物として知られています。
今回は、これからユーフォルビアを育てたいという方にも分かりやすく、特徴や育て方のポイントについて解説します。
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目次
- ユーフォルビアとは？
- 多肉植物タイプの種類は500～1,000種類
- ユーフォルビアの育て方のポイント
- 1．置き場所
- 2．水やり
- 3．温度管理
- 4．注意事項
- APEGOで個性溢れるユーフォルビアを探す
ユーフォルビアとは？
ユーフォルビア ブプレウリフォリア
ユーフォルビアは、メキシコ南部やエルサルバドルなどの南アメリカ、中央アメリカをはじめ、東南アジアや南アフリカなど世界の乾燥地帯に幅広く自生する観葉植物です。
そもそもユーフォルビアという名称は、トウダイクサ科の属名のこと。平たく言えば、トウダイクサという集まりの中に、ユーフォルビアというグループがあるイメージです。
ユーフォルビア ホワイトゴースト
そのため、植物の種類にも多肉植物だけでなく一年草や多年草などさまざまな種類があり、その形状や色合い、成長の仕方まで実に多岐にわたります。観葉植物には珍しい草のような見た目をした種類が存在するのも、ユーフォルビアの特徴です。
一般的に、観葉植物としてユーフォルビアを呼称する際は多肉植物タイプを指すことが多く、本記事でも多肉植物タイプのユーフォルビアについて詳しく解説しています。
多肉植物タイプの種類は500～1,000種類
ユーフォルビア オンコクラータ
ユーフォルビアは原種だけでも2,000種類が自生するとされています。多肉植物だけに限定しても500～1,000種類を数え、実に多くの種類が存在する植物です。
ユーフォルビア マハラジャ
ユーフォルビア トナカイカク
多肉植物タイプでも形状はバラエティがあり、主に「柱形」「球形」「低木状」「コーデックス（塊茎）」「蛸物（たこもの）」の5種類に分類されます。
店頭で同じユーフォルビアという名札が付けられていても、「見た目がどれも違っている！」そんな驚きがあるのも、多彩な種類を揃えるユーフォルビアならではでしょう。
ユーフォルビアの育て方のポイント
種類の多いユーフォルビアですが、育て方には基本となるポイントがあります。ここからは、ユーフォルビアの育て方について見ていきましょう。
1．置き場所
ユーフォルビアは温暖な乾燥地帯に自生する観葉植物です。
そのため暖かく日当たりの良い環境に置くと元気に育ちます。室内なら窓の近く、屋外なら日なたや半日陰など、日光が当たる環境を置き場所に選んであげましょう。どうしても室内で暗い場所に置く際は、定期的にベランダや庭で日光浴をさせてあげてください。
乾燥には強いものの、湿度が高い環境は苦手としています。できるだけ風通しの良い場所を選ぶと、元気に成長してくれるでしょう。
2．水やり
ユーフォルビアは根が細い特徴があります。そのため、水を与えすぎると上手く吸収することができず、根腐れを起こしてしまいます。水やりは土の表面が乾燥したタイミングで与えるようにしましょう。乾燥と水やりのメリハリをしっかりつけるのがポイントです。
多くの品種について、冬場は休眠状態となることから、気温が下がるのに合わせて徐々に水やりの頻度を減らしていきます。寒さが厳しくなる時期は完全に水を断っても大丈夫です。
3．温度管理
乾燥地帯に自生するため、厳しい暑さにも強いユーフォルビアですが、寒さには弱い特徴があります。冬越し温度は5℃～10℃とされていますが、一日を通して10℃を下回るようになら、屋外から室内に移動してあげると良いでしょう。
また、室内に移動した際はエアコンや暖房器具との距離に注意します。直接エアコンの風が当たる場所や、暖房器具に近いと乾燥し過ぎてしまい、植物が痛んでしまいます。置き場所を意識して、適度に温かい環境で越冬させてあげましょう。
4．注意事項
さて、ユーフォルビアを育てる際に注意したいのが、樹液です。
ユーフォルビアは切り口から白い樹液を出しますが、この樹液には少量の毒性があります。これは、自然の状態で生長する際に、草食動物から食べられないように身に付けた防衛機能と言われています。
過度に警戒する必要がありませんが、肌が弱い体質の方は皮膚が炎症を起こしてしまうことがあるため、剪定や手入れをする際は注意しておくと良いでしょう。
樹液が手についてしまっても、すぐに流水で洗い流せば問題ありません。気になる場合は、石けんや消毒用アルコールで洗うと安心です。
APEGOで個性溢れるユーフォルビアを探す
今回は、個性的な樹形で人気を集めるユーフォルビアの特徴や育て方についてご紹介しました。
ユーフォルビアの原種は2,000種類以上、多肉植物だけに限定しても500～1,000種類の仲間がいる、バラエティに富んだ観葉植物です。見た目や色合いなどもそれぞれ個性に違いがあり、複数の種類を育ててみるのも楽しみ方の1つです。
APEGOは多彩な種類の観葉植物を取り扱っています。すべての商品は現物限りの一点ものなので、写真の商品そのままをお手元までお届けいたします。
