大切に育てているゴムの木に害虫が！早く対処しないと病気などで植物が弱ってしまいます。今回はゴムの木に発生しやすい害虫と、その対策をご紹介します。あなたの大切なゴムの木を守ってあげましょう！
ターゲットの虫を確認してゴムの木を守る
ゴムの木に発生する害虫には、いくつか種類があります。それぞれの種類に適した対処法をとれば、害虫からゴムの木を守ってあげられます。害虫の種類ごとに分けて、特徴と予防・対処法を見ていきましょう。
カイガラムシ
- 特徴
ゴムの木に発生しやすいのがカイガラムシ。風通しが悪い箇所に発生し、植物の汁を吸って弱らせてしまいます。葉っぱや枝にくっつくように発生するのが特徴です。
やっかいなのがカイガラムシの排泄物から発症するすす病。すす病は葉っぱの表面がすすを被ったように変色し、植物の成長を妨げてしまいます。
- 対処法
カイガラムシの予防として効果的なのが風通しを良くすること。適度に葉っぱを間引き、ゴムの木の表面を水で洗い流すのも効果的です。カイガラムシが発生したあとは、虫の成長によって対処法が変わってきます。
幼虫であれば水で洗い流すほか、専用の殺虫剤も使用できます。しかし、成虫になると体が殻に覆われるため、殺虫剤が使えません。
こういった場合は歯ブラシを使って虫をこすり落としていきます。カイガラムシの活動が鈍い冬のうちに、葉っぱにマシン油乳剤を散布しておくと、予防と駆除の両面で効果があるでしょう。
コナジラミ
- 特徴
コナジラミは白い色をした平べったい小さな虫で、夏に発生することが多く、成虫になると羽があるため葉っぱを揺すると粉のように飛びます。
幼虫もゴムの木の葉っぱ裏などに寄生し、植物の汁を吸うことで成長します。コナジラミもその排泄物が原因となり、カビやすす病を引き起こします。
- 対処法
コナジラミの対処法として効果的なのがオルトラン殺虫剤です。コナジラミは雨などの水があたらない葉っぱの裏に寄生する性質があります。
発生したら葉っぱの裏を確認し、オルトランを散布しましょう。また、シャワーなどで洗い流すだけでも効果があります。
そのため気付いたときにはコナジラミが大発生していることがあるため、定期的にゴムの木の葉っぱをひっくり返し、早めの予防を心掛けましょう。
コバエ
- 特徴
台所などでよく見かけるコバエ。これもゴムの木などに発生しやすい害虫で、植物の受け皿にたまった水や土の中などから発生します。植物に直接害を与えるわけではありませんが、やはり飛んでいると不快な害虫です。
- 対処法
コバエは発生源をこまめに手入れすることが一番の予防です。受け皿に水がたまらないよう、こまめに捨てるようにしましょう。
土が発生源の場合は、土の表面を入れ替えてください。コバエの栄養分となる有機土が表面に出ないよう、赤玉土などで覆ってあげるのも効果的です。
直接駆除するには、殺虫剤などの市販の駆除アイテムを利用するのもおすすめです。
早めの予防でゴムの木に虫を寄せ付けない
ゴムの木に発生しやすい害虫は、どれも早めの予防が効果を発揮します。発生してからの対処も可能ですが、植物が弱ってしまうのを防ぐためにも、定期的な観察とケアを心掛けてください。
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