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エキゾチックな雰囲気の観葉植物「モンステラ」の人気の理由に迫る!

エキゾチックな雰囲気の観葉植物「モンステラ」の人気の理由に迫る!

和洋を問わずどんなインテリアとも相性が良い観葉植物、モンステラ。特徴的な切れ込みの入った大きな葉は存在感があり、濃い緑色の葉色からは自然のエネルギーが溢れています。

初心者から上級者まで人気のモンステラですが、今回は植物の魅力や特徴についてじっくり解説していきます。モンステラの人気の理由に迫ってみましょう!

インテリアグリーンとして大人気のモンステラの特徴は?

モンステラ 自生
みずみずしさのある艶やかな葉っぱに、深い切れ込みが入った独特な姿が特徴のモンステラ。

熱帯アメリカを原産地とするサトイモ科の観葉植物で、自然界では大きな樹にツタのように絡みついて成長します。一般に流通する場合は鉢植えから幹を伸ばし、大きな葉を付ける姿でお馴染みです。

異国情緒あるエキゾチックな姿は存在感があり、おしゃれな雰囲気から和洋を問わずインテリアグリーンとして人気を集めています。濃い緑色の葉や幹から伸びる気根は熱帯のジャングルを連想させ、ワイルドな雰囲気を感じさせるのもモンステラの魅力です。

熱帯多雨林の環境に適応するよう進化してきた

モンステラ 切れ込み
モンステラの最大の特徴と言えば、大きな葉に入った深い切れ込みです。実はこの切れ込み、成長初期は丸い穴をしています。葉が大きく成長するにしたがって次第に穴が大きくなり、最終的に深い切れ込みになります。

モンステラが自生する熱帯アメリカは熱帯多雨林と呼ばれるジャングルのような環境です。木や草花が生い茂り重なり合うように育つため、日光が当たりにくい環境が生まれてしまいます。そこでモンステラは自分の葉に穴や切れ込みを入れることで、少ない日光を効率的に取り込むように進化。幹の下部分から生えてくる葉にも日光が当たり光合成を促すことで、元気に成長できる特徴を手に入れました。

モンステラ

また熱帯多雨林は年間を通して雨が多く、湿度が高い環境にあります。昼間であれば余分な水分は蒸散されますが、夜間や湿度が高すぎる環境では余分な水分は排出されません。こうした環境に適応するため、モンステラをはじめとしたサトイモ科の植物には水孔(すいこう)と呼ばれる穴が存在します。光合成の際に二酸化炭素や酸素を排出するのが「気孔(きこう)」であるなら、水を排出するのが「水孔」です。

この性質により余分な水を上手に排出することで、過酷な環境下でも生き残る術を身に付けました。モンステラを育てていると「葉に水滴が付いている」「葉の先から水が滴る」といった驚きの声が聞かれますが、これが理由です。

このようにモンステラは熱帯多雨林の環境に適応するように独自の進化を遂げてきました。個性的な見た目や独特な性質にはきちんとした理由があり、こうした背景を知っておくとモンステラを育てる楽しみがさらに広がります。

贈り物に喜ばれる花言葉もモンステラの人気の理由

さてモンステラには「嬉しい便り」「壮大な計画」といった花言葉が付けられています。モンステラが自生するハワイでは、モンステラの葉の切れ込みから光が差し込む姿が「希望の光を導く」として重宝がられてきました。このエピソードが花言葉の由来となっています。

また西洋では「dedication(献身)」という別の花言葉が付けられています。こちらもハワイの人々にとって身近な存在であり、その土地に根付いて生活に寄り添っていく姿から名付けられました。いずれの花言葉もとてもポジティブなイメージを連想させるため、モンステラはお祝いや記念日の贈り物として人気です。

ちなみに風水でモンステラは金運アップや出会い運アップ、邪気払いといった効果があるとされています。商売に携わる人にとってはご利益があるため、開業祝いや出店祝いにモンステラを贈る人も多いようです。

モンステラを元気に育てるための3つのポイント

モンステラ インテリア
見た目や生態、花言葉など魅力的な部分が多いモンステラですが、実際に育てる際はどのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。

ポイント1.水やり│土の状態を確認して与える。葉の乾燥に注意

モンステラの水やりは土の状態を確認してから与えてください。土の表面を指でつまんで、ポロポロと崩れ落ちる程度が目安です。あまり頻繁に与えすぎると根腐れの原因となるため、メリハリを付けて水やりをしましょう。気温が低下する冬場は水やりの頻度を少なくします。土の表面が乾燥してから2~3日程度間隔を空けてください。

水やりで注意したいのが葉の状態です。モンステラは高温多湿の環境で育ってきたため、葉の乾燥には弱い性質を持っています。定期的に霧吹きなどを使って葉水をすると乾燥を防ぐだけでなく、病害虫の予防にも効果的です。

ポイント2.日当たり│日当たりの良い環境を選ぶ。直射日光は避けて

ジャングルなど日当たりの悪い環境で育ってきたモンステラは、ある程度耐陰性を持っています。室内でも育てることができますが、やはり明るい環境で育てた方が元気に成長します。あまり長く暗い環境に置いておくと、株が軟弱に成長してしまいます。どうしても暗い場所しか置き場所に選べないようなら、定期的にベランダや庭で日光浴をさせてあげてください。

また明るい環境は好きですが、強い直射日光は葉焼けの原因となるため、レースのカーテン越しなど光量を調整してあげましょう。

ポイント3.置き場所│エアコンの風などが当たらない場所を選ぶ

置き場所を選ぶ場合は、すでにご紹介したように日当たりが良い環境を第一に選びます。また温かい環境を好むため、できるだけ気温が下がらない環境が良いでしょう。屋外で育てる場合は、冬場は屋内に移動させてください。

注意したいのがエアコンの風です。エアコンの風が直接当たる場所は、葉の乾燥が進み植物が弱ってしまいます。置き場所を選ぶ際は、エアコンの位置や風当たりを確認しておくと安心です。

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今回はエキゾチックな雰囲気で人気のモンステラについてご紹介しました。

モンステラは濃い緑色の艶やかな葉に深い切れ込みが入った個性的な姿をしています。幹から生える気根もワイルドで、インテリアグリーンとして存在感を発揮してくれます。また「嬉しい便り」「壮大な計画」といったポジティブな花言葉が付けられているため、プレゼントや贈り物にもぴったりです。

モンステラは株によって葉の切れ込みや樹形に個性があるため、自分好みの見た目の商品を選びたいものです。観葉植物を専門に扱うAPEGOでは、すべての商品を写真現物の一点もので販売しています。あなた好みのモンステラをじっくりとお選びください。

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2022年10月30日  by apego

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