花や草木から受ける印象などを言葉に置き換え、花に意味もたせて話を交わす「花言葉」として、植物に想いを託して相手に贈る。手紙を添えなくても気持ちや感情を伝えることができる手段として、昔から多くの人に使われています。
今回は、大人気のモンステラの花言葉と一緒に、人気の秘密も探ってみたいと思います。
モンステラってどんな植物？
モンステラは、アメリカ熱帯地域の深いジャングルに約30種類ほど分布しています。つる性の植物で、葉は成長するにつれて、フチから葉脈にかけて深い切れ込みや穴ができて、独特な面白い形になるのが特徴です。そのエキゾチックな佇まいが人気の秘密でしょう。
暑さに強く、丈夫で育てやすい植物ですが、直射日光に当たると葉焼けを起こして痛んでしまいますので、注意が必要です。
モンステラの花言葉
モンステラの花言葉は「壮大な計画」、「嬉しい便り」、「深い関係」の3つです。ちなみに、西洋のモンステラの花言葉は「dedication（献身）」だそうです。
花言葉「壮大な計画」
ジャングルという過酷な環境下でも日照不足にならないよう、大きく伸びて葉を茂らせて光を吸収していた、そんな生命力旺盛なイメージと、下の葉にも光や水を届かせようと葉に穴や切れ込みが入り、見通しやすくなっているところからついた花言葉のようです。
どんな困難にも負けずに、生き抜く力強さを感じる植物と花言葉ですので、新しく何かをはじめようとしている方や、新規事業、開店祝いなどの贈り物に最適です。
花言葉「嬉しい便り」
こちらも、葉の穴や切れ込みから光が差し込み、見通しが明かるく光が届く様子からつけられたのでしょう。
見通しが明るく希望ある未来を連想させる花言葉ですので、新築祝いなどにも喜ばれるでしょうし、日頃言えない感謝の気持ちをモンステラの花言葉に託して、両親やお世話になった人に贈ると、きっと気持ちも伝わると思います。
花言葉「深い関係」
うっそうと茂った深い緑のジャングルで生息するモンステラ。モンステラの葉も深い緑色をしていて、厳しい環境のなか生き抜くために葉に深い切込みが入っている。そんな背景からつけられた花言葉のようです。
愛する家族や大切な人へ、モンステラの花言葉を添えてプレゼントすれば、より一層深い絆で結ばれそうですね。
モンステラの豆知識
モンステラの名前はラテン語の「モンストラム（怪物・異常）」が語源で、英語の「モンスター」と同じ意味だといわれていて、葉にできる穴や、縁から深く切れ込んだ独特な葉の形に由来します。
原産地のひとつであるハワイでは神聖な植物とされ、魔除けの効果があるそうです。ハワイ語では「湧き出る水」という意味もあり、キルトやアクセサリーでも人気のモチーフとして有名です。
花言葉からモンステラを知る
モンステラの花言葉は、過酷な生育環境から生きるために形を変えてきた、葉の姿から生まれたようですね。強くたくましく思いやりのある植物なんだと、花言葉からその植物を知れるなんてとても素敵なことですね。また、花言葉を知ることで、育てている植物やモンステラとの触れ合いがより一層深くなると思います。
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